なんとなく信頼できる印象を与える人と、そうでない人。
両者にはどのような違いがあるのでしょうか?
「この人、なんか感じいい人だなー」という人は、実はいろいろな工夫をしています。
その工夫の一つが「相手の名前を積極的に呼ぶ」ことです。
誰かと会話をするとき、言葉の端々に、話しかける相手の名前を入れるようにすると好感度がアップします。
心理学的な観点からみても、これは効果的です
たとえば、
「○○さん、こんにちは!」
美容師さんやネイリストさん、飲食店などサービス業の方々は
ご来店時やカウンセリング前に
「△△様、いつもご利用ありがとうございます」
という具合に、積極的に相手の名前を呼ぶと良いです。
さらにポイントとしては、相手の名前を積極的に【先手で】呼ぶこと、です。
先手でこちらから名前を呼ぶことにより、
「この人は私に興味を持ってくれている、受け入れようとしてくれている」
という印象を相手に与え、緊張感を和らげ打ち解けやすくしてくれます。
人間は、無意識に自分の名前を好ましいものと感じています。
産まれてから名前を授かり、ずっと呼ばれてるから無意識的に思い入れが強いのです。
(稀に気に入ってない人もいますが)
事実、自分の名前に含まれる文字が入っている物や有名人など、親近感がわいたり好む傾向があります
会話の途中で、何度も自分の名前を呼ばれると、
「この人は自分に好意を持っているようだ」と感じます。
すると「笑顔の返報性」と同様の「好意の返報性」により、相手も自分に好意を持つようになる。そしてその好意が信頼へとつながります
なので、誰かとお話しをするときに大切なことは、相手の名前を先手で呼ぶことです。
これはぜひ習慣にするよう取り入れていきましょう。
また、相手の名前を呼ぶことで考えられるメリットは多々あります。
それは、ビジネスだったり、恋愛だったり、人付き合いに大いに役立つことです。
人は自分の名前を呼ばれると、相手に好印象を持ちます。
名前を呼んでもらえると、相手に自分を認めてもらえた感覚になりますよね。
また、自分の名前を呼んでくれたり、相手が自分の好きなことの話をしてくれると、
「この人は私のことを尊重してくれてる」と感じます。
相手を思う、尊重するという気持ちが、名前を呼ぶことでも伝わり、
「嬉しいこと」として相手の心の中に重なっていきます。
また、もう一つの大きなメリットは、
「相手もあなたの名前を覚えようとしてくれる」という事です。
私のサロンでは、スタッフ達に
「お客様の名前を積極的に【先手で】呼ぶ」という事を徹底させているのですが、
スタッフからお客様のお名前を呼ぶことによって
お客様も「私もこのスタッフさんの名前を読んであげたい」
という心理になり「何てお名前だろう?」と覚えようとしてくれます。
そこで大事になってくるのが、名札などのネームプレートを付けておくこと、
集客サイトにきちんとスタッフ名(名字だけや、お店で決めてる呼び名でOK)
を載せておくことです。
+αの提案としては、自身の名刺を用意しておいて必ずお客様にお渡しするのがベストです。
美容サロン、他接客業などではよく見ますが、私としては自分の名前を相手(初対面の方やお客様など)にも覚えてもらうことは、とても大切だと思っています。
お互い名前で呼び合うと、どんどんいい関係になっていきますよね。
ビジネスでもプライベートや恋愛に関しても、名前を呼ぶことは意識してやっていきましょう。
ここからは、プライベート・ビジネス・メッセージアプリなどでどのように活かしていくかを簡単に書いておきます。
名前を呼んだり、相手が好きな内容の会話をすることはできますよね。
「ねぇ」や「あのさ」など、名前を省略した呼び方では相手に響きませんので注意が必要です。
ビジネス編
あいさつ→「○○さん、おはようございます」と名前を付け加えれば、相手とのコミュニケーションを円滑にすることができる。
初対面
→「○○さん、初めまして」「〇〇さんとおっしゃるんですね、素敵なお名前ですね」
と相手の名前を呼ぶ、すてきなお名前なら素直に伝えるなどすると記憶に残りやすい。
メール・メッセージ
→文章中でも名前があると、「自分に向けられている話」と認識しやすい。
信頼関係は、小さな工夫の積み重ね
信頼関係の構築に「名前を呼ぶ」という行為は大いに役立つことです。
相手の名前を呼ぶことは、信頼関係の構築を助け、コミュニケーションを取りやすくしてくれます。
私も普段からまず名前を呼んで本題に入ることにしていますが、そうした方が自分も本題を話しやすいんですよね。
つまり、相手の名前を呼ぶことは、自分の話をしやすくするためのワンクッションにもなると考えられます!
自分にも相手にも良い効果がありますね^^
※ちなみに極端な数で呼びすぎ、文章への入れすぎには注意が必要です。
人とコミュニケーションをとる機会が多くて悩みが尽きないという方は、第一歩として「相手の名前を積極的に呼ぶ」ことから始めてみませんか?
今日も最後まで読んでくれてありがとうございました(^^)
コメント